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ニューラルネットワークによる定位集光照射の治療計画支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 08770745
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

北村 正幸  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20234289)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード定位集光照射 / ニューラルネットワーク / 放射線治療 / 治療計画装置
研究概要

【はじめに】定位集光照射はX線を集中照射し周囲の組織の放射線障害を減少させる。定位集光照射はパラメータが多く3次元での空間線量分布を理解する必要がある。今回、我々はニューラルネットワークシステムを用いて最適なパラメータの決定を試みた。【材料と方法】パーソナルコンピュータ(COMPAQ prolinea 5100)上で3層のバックプロパゲーションアルゴリズムを用いて過去の定位集光照射症例に基づいた2つのニューラルネットワーク(NSCI,DCC)を設計した。入力層はNCSIは病巣の面積、体積、円周長、表面積の4要素、DCCは面積、体積、円周長、表面積、円形指標1(面積/円周長)、球形指標1(体積/表面積)、円形指標2(円形指標1の平方根)、球形指標2(球形指標1の平方根)から構成されている。これらの値は最大値により標準化された。CT画像をトレースしたトレーニングデータを10例とした。5例が1門(NCSI=1)、5例が2門以上(NCSI>1)であった。3例は円柱コリメータの直径が10mm(DCC=10mm)、3例が20mm(DCC=20mm)、残りが30mm(DCC=30mm)であった。このニューラルネットワークの最適な構造を探すために、隠れ層の要素数を1から10まで変化させた。NCSIのニューラルネットワークにおいて、出力層の要素数を1とし"NCSI=1"を0.99、"NCSI>1"を0.01を表すものとした。DCCのニューラルネットワークおいては、出力層の要素数を3とした。それぞれの要素数は10mm、20mm、30mmを表している。【結果】このニューラルネットワークを用いて15症例の実験を行った。NCSIのニューラルネットワークでは12例で正確であった。DCCでは、10例で正確であった。我々の実験の結果はニューラルネットワークが良い制度で定位集光照射を支援できることを示した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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