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実験動物における非イオン性造影剤によるアナフィラキシ-様反応の内分泌的機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08770754
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

宇田 光伸  関西医科大学, 医学部, 講師 (00223545)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード実験動物 / アレルギー反応 / ヨード造影剤 / アドレナリン
研究概要

KMBL3835株とKY385株に、京都大学原子炉実験所の^<60>Co照射棟にてγ線を照射し、日本原子力研究所高崎研究所のTIARA照射施設では、エネルギー220MeVでLET=121keV/μmの炭素(^<12>C^<5+>)イオンを照射し、HIMACでは、290MeV/uでLET=80keV/μmの炭素(C)イオン(Mono Beam)を照射して、その生存率を比較した。なお、細胞条件として、γ線照射の場合は乾燥細胞を用い、炭素イオン照射の場合は生理食塩水に懸濁した細胞を用いた。
どの照射の場合でも、野生株のKMBL3835株が、KY385株に比べて抵抗性を示したが、これらの2株は、γ線照射、HIMACでの照射、TIARAでの照射の順に感受性が大きくなった。この差は、LETの違いによるものと思われ、121keV/μmまでは、LETが大きくなる程、感受性が高くなるものと思われる。紫外線照射の時と比べて、γ線照射の場合は、KY385株とKMBL3835株のD_<10>値の比が小さくなり、LETが大きくなるにつれてD_<10>値は小さくなった。この事は、現象的にはLETが大きくなるにつれて、DNA修復能欠損株のKY385株が感受性になっていく度合よりも、野生株のKMBL3835株が感受性になっていく度合の方が大きいことを示している。すなわち、紫外線照射では、recA遺伝子が存在すれば修復できる様なDNA損傷が生じるのに対し、炭素イオン照射によるDNA損傷は、修復酵素系を持っていても修復できない様な、致死的DNA損傷が生じている可能性を示唆している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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