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von Gierke病患者の遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 08770840
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関(財)冲中記念成人病研究所

研究代表者

大久保 実  (財)冲中記念成人病研究所, 研究員 (60241238)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードvon Gierke病 / 糖原病I型 / glucose-6-phosphatase / 遺伝子解析 / 点変異 / キャリアー
研究概要

96年度の研究により、von Gierke病患者のglucose-6-phosphatase遺伝子に点変異(G727T)を同定し、これが日本人に多い変異であることを明らかにした。また、制限酵素多型を利用したG727T変異の簡便な検出法を開発し、von Gierke病のDNA診断と患者家系での無症候性キャリアーの判定を可能にした。
von Gierke病2家系3例の患者を対象とした。S家系の患者1,3は兄弟例で、両親はいとこであった。患者2のM家系にも同様の血族結婚があった。
患者1のG6Pase遺伝子の5つのエクソンとエクソン-イントロン接合部の全塩基配列を解析し、727番目の塩基がGからTへと点変異(G727T)していることを同定した。また、患者2の塩基配列の結果も同一の点変異であった。ミスマッチを導入したプライマーを用いたPCR産物の制限酵素多型を利用して患者を分析すると、3例すべてがG727T変異のホモ接合体であった。2家系の患者以外の家族は無症候であったが、両親はいずれもT727T変異のヘテロ接合体であり、S家系の兄はヘテロ接合体であった。また、216人の健常人をスクリーニングしたところ、ヘテロ接合体が一例見つかった。
von Gierke病患者3例が同じ点変異のホモ接合体であり、また健常人にもキャリアーを認めたことからG727T変異は日本人に多い変異でああると考えられた。
以上の成果は、現在英文誌に印刷中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Minoru Okubo et al.: "Identification of a point mutation (G727T) in the glucose-6-phosphatase gene in Japanese patients with glycogen storage disease type la,and carrier screening in healthy volunteers." Clinical Genetics. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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