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ミネラルコルチコイド誘発性高血圧におけるNa^+/H^+交換輸送体の役割

研究課題

研究課題/領域番号 08770884
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

江幡 理  自治医科大学, 医学部, 助手 (70265247)

研究分担者 武藤 重明  自治医科大学, 医学部, 講師 (40190855)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードアルドステロン / 血管平滑筋細胞 / Na^+ / H^+交換輸送体
研究概要

アルドステロンによる血管平滑筋細胞Na^+-H^+交換輸送体への影響を検討した。SDラットの胸部大動脈より酵素法にて中膜平滑筋細胞を単離培養後、継代数10代以下の細胞を実験に用いた。細胞内pH(pHi)測定用蛍光色素であるBCECF/AMを用いて細胞内を酸性化した後のpHi回復速度(dpHi/dt)を測定しNa^+-H^+交換輸送体の活性を解析した。細胞内酸性化後のdpHi/dtは、Na^+-H^+交換輸送体の阻害薬であるEIPAにてほぼ完全に抑制され、一方、アルドステロン1μMによりコントロール群と比較してdpHi/dtは3時間後より上昇し始め、24時間後もその増加が持続された。血管平滑筋細胞Na^+-H^+交換輸送体の活性化を示すdpHi/dtの上昇は、3時間負荷(短時間負荷)ではミネラルコルチコイド受容体および蛋白合成を介さずに、一方、24時間負荷(長時間負荷)では受容体および蛋白合成を介して起こることが判明した。また、両者ともプロテインキナーゼCの活性化に依存性がみられた。このようにアロドステロンは血管平滑筋細胞においてNa^+-H^+交換輸送体を短時間負荷と長時間負荷で異なった機序により活性化し血管機能に影響を与えることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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