研究課題/領域番号 |
08770902
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
角谷 不二雄 旭川医科大学, 医学部, 助手 (70240645)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | Erythropoietin / Amniotic Fluid / Cord Serum / Fetal Distress / Neurological Outcome |
研究概要 |
研究1、低酸素負荷に対する脳の損傷程度とエリスロポエチン値との関係の検討: 妊娠ラットに低酸素負荷を与えた後の胎仔血中および羊水中エリスロポエチン値については、32匹の妊娠ラットおよびその胎仔234匹を対象に検討した。胎仔血中および羊水中エリスロポエチン値より胎仔低酸素状態の時期と程度の推定が可能であることを示した。この結果より、出生時の臍帯血および羊水エリスロポエチン値は、仮死児の神経学的予後を予測する上で重要な分娩前の胎児低酸素状態を反映する指標となることを示唆された。この結果は"Effect of Hypoxia on Aniotic Fluid Erythropoietin Levels"としてBiology of the Nonate誌に投稿中である。この結果と脳の病理組織学的所見との相関は現在検討が進められている。 研究2、エリスロポエチン高値であった児の神経学的評価: 臍帯血あるいは羊水エリスロポエチン値が正常平均+2SDをこえた児14例の神経学的評価を含めた予後と関連があったという報告を、"胎児仮死の指標としての羊水および臍帯血エリスロポエチン 第3報 臨床的有用性の検討"として、日本新生児学会雑誌に現在投稿中である。
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