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好中球減少性新生児細菌感染症におけるG-CSFrecepTorの発現様式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08770911
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関北里大学

研究代表者

山田 俊彦  北里大学, 医学部, 助手 (80220391)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード好中球減少性新生児細菌感染症 / granulocyte colony-stimulating factor / G-CSFレセプター
研究概要

11例の好中球減少性新生児細菌感染症例に対し外因性にgranulocyte colony-stimulating factor(以下G-CSF)を投与し血中G-CSF濃度及び好中球数の変化を検討した。G-CSF投与前、投与後1時間、24時間の血中G-CSF濃度及び投与前、投与後24時間の好中球数の変化を調べた。この5項目を1検査とし、11例に対し19検査を施行した。G-CSF投与前の血中G-CSF濃度より対象を4群に分け検討した。すなわち、A群:10^3pg/ml未満:5検査、B群:10^3〜10^4pg/ml:4検査、C群:10^4〜10^5pg/ml:4検査、D群:10^5〜10^6pg/ml:6検査であり、各群における血中G-CSF濃度の変化と好中球数の変化の関連を調べた。外因性G-CSF投与前の血中G-CSF濃度が低値であったA,B,C群においては、投与1時間後の血中G-CSF濃度の増加率が高く、好中球数の増加率は良好であった。これに対し投与前に血中G-CSF濃度が高値を呈したD群においては、投与後の血中G-CSF濃度の増加はみられず、好中球数の増加も不良であった。各群とも同量の外因性G-CSFを投与しているにもかかわらず、投与1時間後の血中G-CSF濃度は各群により異なっており、外因性G-CSFにより内因性G-CSFも産生されていると考えられた。これらの結果より好中球減少性新生児細菌感染症の病態生理として、G-CSFレセプターの構造、数、細胞内シグナル伝達系などの発達不全が関与していると考えられ、現在G-CSFレセプターの発現状況を未熟児、成熟児の臍帯血及び成人末梢血について検討している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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