• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

DNA修復異常と消化器癌の発生

研究課題

研究課題/領域番号 08770980
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

伊山 明宏  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (40232623)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードDNA修復 / 消化器癌
研究概要

アルキル化剤によって生じるDNA損傷を特異的に修復し、突然変異を抑制する機構であるO6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)と活性酸素によって生じるDNA損傷を修復し、突然変異を抑制する機構のひとつである8-Oxo-dGTPase(MTH1)に着目し、これらの酵素が消化器癌の発生を抑制するためにどのように関わっているかを明らかにする目的で研究を進めた。
平成8年度は、集積した各種消化器癌の臨床検体を用いて、これらの酵素の発現をmRNAレベル、タンパク質レベルで検討・解析することに主眼をおいた。
ジゴキシゲニンラベル-オリゴヌクレオチドプローブを設計・作成しmRNAの発現をin situハイブリダイゼーションにて検出した。また、RT-PCRをおこない、あわせて検討した。
ヒトMGMT抗体、ヒトMTH1抗体を作成し(ともに0.05ngの酵素タンパクをウェスタンブロットにて検出できる)免疫組織染色をおこない酵素タンパクの発現を検討した。
in situにおける検討では、まだ検体間における結果のばらつきがあり、より検出感度(特異度)を上げるための条件設定が必要と考えている。
MGMTの発現は、消化器関連臓器の中では胆管粘膜上皮細胞に強く認められる傾向があり、これは体内に摂取された食物や生活環境中の化学物質の大部分が肝臓で代謝され胆汁として胆道に排泄されることを考えれば、胆道癌の発生を抑制するためにこの酵素が重要な役割を果たしている可能性を示唆する。
さらに症例数を重ねることにより報告ができるものと考えている。
MTH1の発現に関しては現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi