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モ-フィングを用いた小児冠動脈バイパスの経時的形態変化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771023
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

亀田 陽一  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (50275327)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード川崎病 / 冠状動脈内バイパス術 / 内胸動脈グラフト / 大伏在静脈グラフト / 成長 / グラフト長 / 形態変化 / モ-フィング
研究概要

Morphingは以下の手順で行った。PCへのシネプロジェクターからの画像の取り込みはビデオ信号処理にてSnappy (Play社製)を用いて行い、1画面ではグラフト全長が収まりきらないためITAでは2〜3シーン、SVGでは2シーンをPC上で画像処理ソフトPhotoshop (Adobe社製)で合成し1枚の画像とした。この画像をグラフト撮影時に撮影したグリッドを用いて拡大率を補正した後、小さい画像には周辺部に黒の空白を入れて640×480ドットのビットマップ画像にサイズを調整した。MorphingはソフトウェアPhotomorph (Andover Advanced Technologies社製)を用いて行った。Control pointはクリップの位置にするとmorphing中の変化していく画像のグラフト像が不鮮明になるため、グラフト上に置く必要があった。しかし、正確な各グラフト造影での各点の対応位置が正確に判定できないことがあり若干の問題であった。また本ソフトウェアはcontrol pointのつながりを直線でしか表現できず、ベジェエ曲線を用いたほうが理想的であると思われた。このアニメーション化の結果ITAは全体的に全長にわたってほぼ均一に伸びていることが観察され、SVGは伸びずに走行がより直線的になっていることが認められた。グラフト長の検討では、対象13例の22枝(ITA 17枝、SVG 5枝)において、ITAのグラフト長は術後1ヶ月113mm,1年129mm、5年142mm (p=0.035)で有意に増加していたが、SVGではそれぞれ119mm、121mm,119mm (ns)であった。また、ITAを3分割して各部分のグラフトに占める割合を検討してみると、1ヶ月においてはグラフト中枢部39%、中間部29%、末梢部32%が術後5年でそれぞれ40%、29%、31%で有意さを認めず全体的に延長していることが確認された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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