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関節内侵害刺激と筋活動の関連-末梢神経レベルでの直接的影響の解明-

研究課題

研究課題/領域番号 08771108
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

徳広 聡  旭川医科大学, 医学部, 助手 (10237076)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード変形性関節 / 電気刺激 / 侵害刺激 / 脊髄症反射 / 関節運動
研究概要

1、内側広筋における神経支配
内側広筋は大腿神経の分枝により支配されており、その分岐部位はほぼ鼠径靱帯のレベルであった。膝内側の近く情報を伝達する伏在神経とは大腿部の内側を膝周辺に至るまで並行に走行しているが、伏在神経を電気刺激しても内側広筋の筋活動は観察されず、したがって末梢神経レベルにおいては両神経間の交通枝は確認されない。
2、関節内侵害刺激による反応
関節内に留置した微小カテーテルを通して、発痛物質であるプロスタグランジンE2を投与することにより、大腿四頭筋・ハムストリングスとも筋活動は亢進し、関節を不動化する反応が観察された。
3、関節内侵害刺激による随意収縮に対する影響
内側広筋を支配する運動枝を電気的に刺激し、周期的な筋活動を得た状態で関節内に侵害刺激を加えたところ、上記2と同様の持続的な筋収縮が観察され、筋活動の制御は困難であった。これは神経根レベルでの刺激においても同様であり、侵害刺激の影響は、脊髄レベルでの反射によるものと解釈され、末梢神経レベルでの関連は電気生理学的に確認されなかった。
4、今後の展望
今回用いた関節内侵害刺激は、関節を不動化するほど協力な刺激であり、実際の変形性関節症における疼痛レベルとは大きく離れていた。したがって今回の結果から末梢神経レベルでの関連を完全に否定することはできず、さらに詳細な検討が必要と考える。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 槌谷宏平、他: "軟骨損傷を伴った冠靱帯不全の1例" 北整・外傷研誌. 12. 41-43 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本哲軌、他: "ラット急性炎症関節モデルにおける関節内感覚受容器の活動特性" 関節外科. 15. 18-23 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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