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多層コラーゲン膜を用いた真皮結合組織再生の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771109
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京大学

研究代表者

菅原 康志  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60260494)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード真皮 / コラーゲン膜 / 創傷治療
研究概要

ウイスターラットの背部に約2センチ×2センチの全層皮膚欠損部を作成し、多層牛コラーゲン膜を縫合固定する。その後1週、2週、3週、4週、と経時的に同部の組織標本を作成し、HE染色の後、光顕での観察を行った。1週目では牛コラーゲン線維はほとんど存在しており、その間隙に多数の炎症細胞とともに線維芽細胞の遊走が観察された。2週目では牛コラーゲン線維の吸収がみられ、また多数の線維芽細胞の中にコラーゲン線維が不規則な配列で存在していた。3週目では、牛コラーゲン線維はほとんど吸収され観察されなかった。また線維芽細胞に代わり、コラーゲン線維が増生しコラーゲン膜とほぼ同程度の厚さになっていた。4週目では3週と余り変化はなく、コラーゲン線維がさらに密に不規則に入り組んで増生していた。またこのころになると最上層のシリコンシートは完全に浮き上がっていた。
以上のことから、牛コラーゲン膜を用いた場合には良好かつ生体に近いコラーゲン線維の増生が獲得できると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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