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星状神経節ブロックにおける大脳辺縁系の変化およびプロスタグランジンF_2αの変動

研究課題

研究課題/領域番号 08771187
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

薦田 恭男  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00234899)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード星状神経節ブロック / 動物モデル / ストレス
研究概要

麻酔科ペインクリニック領域において、最も頻用される交感神経ブロックである星状神経節ブロックは、近年その支配領域の疾患のみならずアレルギー性鼻炎、自律神経失調症、月経困難症などに対してもその効果が報告されてきている。研究者は、この星状神経節ブロックを繰り返すことによりNatural killer細胞の活性が上昇することを認め報告した。これは同ブロックによりストレスが緩和したことによるとも考えられる。そこで、星状神経節ブロック療法のモデルを作成し、これにストレスを与え、EEGを施行し、また月経困難症の一原因と推測されるプロスタグランジンF2αの血中濃度などを測定し、同療法の大脳辺縁系および月経におよぼす影響について検索することに本研究の目的があった。
まず星状神経節ブロック療法のモデル作成にとりかかった。動物はウサギ(JW 2kg前後)を用い、当初の計画に沿いネンブタール投与により麻酔を施した。しかし、ネンブタール麻酔は不安定であり、呼吸循環の抑制が生じ処置が困難であった。そこで、麻酔方法を吸入麻酔法に変更し、セボフルレンを用いたマスク吸入麻酔を施行し、更に局所麻酔を追加し安定した麻酔を得ることができるようになった。次に頚部前方より頚椎を確認し、臨床上で星状神経節ブロックを施行すると同様に硬膜外針を用いて穿刺しこれを通してチューブを挿入し固定することを施行したが、麻酔覚醒後短時間で自然に抜去された。そのため、頚部を切開し、皮下にての固定を試みたがやはり短時間で自然抜去の結果となった。そこで、頚部後方から硬膜外針で穿刺、チューブを挿入し、頚部前方を切開しチューブを交感神経節近榜に固定することで長期にチューブを留置することを試みている。この星状神経節ブロック療法のモデル作成が大変困難を極め、本年度は各項目測定は施行不可であった。現在なおこの星状神経節ブロック療法モデル作成に努力している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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