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膀胱移行上皮癌におけるインテグリン,FAKの発現と抗癌剤,BCGによるその変化

研究課題

研究課題/領域番号 08771252
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関新潟大学

研究代表者

斎藤 俊弘  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (40251813)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインテグリン / FAK / 膀胱癌
研究概要

膀胱癌細胞株におけるインテグリンα2.α3.α4.α5鎖に対するmRNAの発現を検討した。膀胱癌細胞株T24.SCaBER・HT1376ではα2(+)α3(+)α4(-)α5(+)であった。しかし乳頭腫細胞株であるRT4ではα2(+)α3(-)α4(-)α5(-)であった。また、HTB160(移行上皮細胞株)ではα2(+)α3(-)α4(+)α5(+)であった。乳頭腫細胞株であるRT4では陰性であるα5が、膀胱癌細胞株3種ともに陽性であることは、膀胱癌組織での結果と同傾向であり、α5インテグリンの発現は膀胱癌においてより悪性の態度をとる要因の1つと考えられた。また、ADMおよびBCGによりα5インテグリンの発現は増強する傾向があった。BCGが癌細胞に取り込まれる際にはフィブロネクチンが必須であるといわれており、フィブロネクチンをリガンドとするα5インテグリンの増強はBCGの抗腫瘍効果という点で有利に働いている可能性が考えられた。FAKに関しては、膀胱癌組織および膀胱癌細胞株において広範な発現をみることがわかた。しかし抗癌剤やBCGなどでそれがどのような影響をうけるかについては今後のさらなる検討が必要である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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