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IL12遺伝子導入による癌免疫療法の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771259
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関神戸大学

研究代表者

原 勲  神戸大学, 医学部, 助手 (10263378)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード遺伝子治療 / Interleukin12 / マウス
研究概要

供与されたマウスIL12遺伝子のcDNA部分を制限酵素にて切り出しExpression vectorに組み変えた。この組み替えDNAをマウス腎癌細胞株にカルシウム沈殿法にてTransfectionし、薬剤によりSelection後、多数のTransformantを得た。おのおののTransformantの培養上清を採取、IL12分泌能をBioassayを用い検討、StableなIL12分泌細胞株を何種類か得た。
得られたIL12分泌細胞株をマウスに皮下接種しその造腫瘍性につき検討した。Expression vectorのみをTransfectionしたControlの細胞株が母細胞と同様な増殖を示したのに対し、IL12分泌細胞株は同系マウスに完全拒絶された。さらに同細胞の癌ワクチンとしての有用性につき検討した。MMC処理したIL12分泌細胞株は同時に接種した母細胞の増殖を抑制した。さらに当科においてFGF2をTransfectionすることにより得られたRenCa高転移能細胞株を用いIL12分泌細胞株がワクチンとして転移を抑制するか否かについて実験を行った。この高転移能細胞株は尾静脈より投与することにより多数の肺転移巣を形成する。MMC処理したIL12分泌細胞株をワクチンとして皮下に投与することにより転移巣の数は著明に抑制された。今後、ヌードマウス、あるいは種々の抗体を用いることによりある特定の免疫担当細胞を欠損させたマウスを作製し、各種実験を行うことによりeffector cellの解析を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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