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精巣におけるアポトーシスとその臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 08771260
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関神戸大学

研究代表者

藤澤 正人  神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (30243314)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード精巣 / アポトーシス / Leydig cell
研究概要

精巣におけるアポトーシスについて検討しその臨床的意義について考察した。まず、ヒト精巣においてアポトーシスが起こっているかどうか、さらに、造精機能障害のある精巣において正常精巣と違いについて検討したところ、造精機能障害をきたした精巣では明らかに正常に比べて精細胞でのアポトーシスが低下していた。このことは、精巣での精子形成を維持するために精細胞の死滅を少しでも少なくしようとする生体の反応ではないかと考えている。しかしながら、今回の検討ではこのヒト精巣でのアポトーシスの調節因子は明らかにでなかった。LHが弱いながらもApoptotic Index %(アポトーシス細胞/すべての精細胞)と逆相関しており、LHがひとつの調節因子である可能性が示唆された。
一方、In vitroでラット精巣の分離細胞を用いた実験系では、Leydig cellでもアポトーシスが起こることが明かとなった。さらに、hCGはLeydig cellのアポトーシスを抑制しており、hCGによりBcl-2は維持されるが、hCGが無い場合は明らかに低下していた。このことは、Leydig cellのアポトーシスにBcl-2が関与しており、hCGがその重要な調節因子であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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