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尿路癌での二層培養システムを用いた血管新生阻害物質の検索

研究課題

研究課題/領域番号 08771268
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

奈須 伸吉  大分医科大学, 医学部・泌尿器科, 助手 (10274755)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血管新生因子 / 尿路癌 / 血管新生因子阻害剤 / 管腔形成
研究概要

生体内では、静止期にある血管内皮細胞が、腫瘍由来の血管新生因子により刺激され、遊走、分裂、増殖し、分化して管腔(血管)形成を起こす。腎臓、膀胱癌では、血管新生活性が強くみられ、VEGF,PD-ECGFなどの増殖因子が血管新生因子に関与していることが示唆されている。
当教室では、ヒト大綱由来の血管内皮細胞(HOME)とヒト尿路癌細胞を同時二層培養し、尿路癌が分泌する血管新生物質より形成される。HOMEの管腔の長さを測定し、血管新生を定量する系を確立した。
この二層培養系を用いて、腎癌細胞では、b-FGFとVEGFが管腔形成を促進することを報告した。更に、血管因子阻害剤(インターフェロン、IL-1、アンギオスタチン等)を添加した二層培養系で、阻害剤のスクリーニングを行っているところである。また、CAN assay法にても、並行してスクリーニングを行っている。
抗ヒトVEGFモノクローナル抗体を用いて、正常尿路組織および尿路癌組織でABC法による免疫組織学的検討を行っているが、VEGFは既報では腎糸球体メサンギウム細胞に局在すると言われていたが、我々の結果では、正常尿細管上皮および腎癌細胞に局在していた。また、健常人および尿路癌担癌生体の血清中VEGF濃度を抗VEGF抗体を使い、ELISA法で測定し、結果を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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