• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒト卵巣黄体化顆粒膜細胞におけるスチロールキャリアプロテインの発現とその調節

研究課題

研究課題/領域番号 08771340
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関熊本大学

研究代表者

大場 隆  熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (50244132)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードSCP_2 / OSE / ステロイドホルモン / 顆粒膜細胞
研究概要

IVF-ETの際に採取された卵胞液から回収したヒト卵巣黄体化顆粒膜細胞より抽出したRNAに対し、SCP_X,SCP2遺伝子に特異的なプライマーを用いたRT-PCR法を行った結果、この細胞にSCP_X,SCP2遺伝子が発現していることを確認した。
次に、この遺伝子の発現が顆粒膜-黄体細胞が分化するいずれの段階から発現するのかを調べるために、顆粒膜細胞の起源と考えられている卵巣表層上皮(ovarian surface epitherium;OSE)に対して同様の方法でRT-PCRを行った。OSEは、手術で摘出されたヒト卵巣より、既に当教室で確立した手技を用いて採取した。この結果OSEにはSCP_X,SCP2遺伝子の発現が認められた。更に、OSEを培養し、種々の因子で刺激したのち回収してRNAを抽出しSCP_X,SCP2遺伝子の発現について調べると、細胞内cAMPが増加するような刺激によってOSEにおけるSCP_X,SCP2遺伝子の発現が増加することがわかった。以上の結果より、顆粒膜-黄体細胞が分化する初期の段階から既にSCP_X,SCP2遺伝子が発現し、細胞内ステロール輸送機構の調節を介してステロイドホルモン産生に関与している可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi