• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

卵巣癌の浸潤・転移におけるトリプシンの役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771346
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

宮城 悦子  横浜市立大学, 医学部・附属病院, 助手 (40275053)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード卵巣癌 / 浸潤 / 転移 / プロテアーゼ / トリプシン
研究概要

今回われわれは,卵巣癌の浸潤,転移におけるトリプシンの役割を明らかにするために,上皮性卵巣癌患者の手術時に採取した臨床検体を用いて,その遺伝子発現,蛋白の発現を検討した.
まず,Northern Blot法により,卵巣癌組織のトリプシノーゲン遺伝子発現を検討したところ,臨床病期にかかわらず,約8割の卵巣癌検体でトリプシノーゲン遺伝子発現を確認した.特に漿液性腺癌,粘液性腺癌で強い発現が認められた(投稿準備中).
また,すでにわれわれが方法を確立した抗ヒトトリプシンモノクローナル抗体による免疫染色法により,多数症例のホルマリン固定パラフィン包埋組織切片においてトリプシン蛋白の局在,染色強度等の分析結果と臨床病態との相関を検討した.その結果,組織型別の発現の強度はほぼNorthern Blot法の結果と一致した.また,低悪性度腫瘍群と悪性群で比較したところ,統計学的に有意に悪性群で高頻度にトリプシン蛋白が陽性であった(投稿準備中).以上の結果より卵巣腫瘍の悪性進展に,トリプシンが関与する可能性が示唆され,現在トリプシンインヒビターによる転移抑制実験を計画している.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi