研究課題/領域番号 |
08771379
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
横溝 道範 秋田大学, 医学部, 助手 (70260453)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 唾液腺腫瘍 / P53遺伝子 / PCR-RFLP法 |
研究概要 |
PCR-RFLP(pdymerase chainreaction-restriction fragmentlength polymaphism)法を用いて、p53遺伝子欠失の有無の検索を行なった。秋田大学耳鼻咽喉科で得られた唾液腺腫瘍(多型腺腫30例、単型腺腫1例、脂肪腫1例、ワルチン腫瘍5例、粘表皮癌5例、扁平上皮癌4例、腺癌4例、未分化癌1例)51例および各々の患者の正常組織からDNAを抽出し、それらを鋳型として、P53遺伝子上にある3ヶ所の多型部位を含む領域をそれぞれPCR法を用いて増幅し、各々適当な制限酵素で消化した。そして、アガロースゲルを用いて電気泳動を行ない、腫癌組織と正常組織の切断パターンを比較し、遺伝子欠失の有無を検討した。この場合、heterozygosityでなければ比較できないので、検索可能な症例数は制約を受けるが、腺癌の1例で遺伝子欠失が認められた。PCR-SSCP(polymerase chain reaction-single strand conformation polymorphism)法を用いたp53遺伝子、p16遺伝子、Nm23遺伝子の変異の有無の検索は現在進行中であり、ノーザンブロット法によるMMP遺伝子、NDP kinase遺伝子の発現とウェスタンブロット法によるそれらの遺伝子産物発現の検索は近々着手する予定である。
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