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上下気道アレルギーの発症・予後におけるワルダイエル扁桃輪の関与

研究課題

研究課題/領域番号 08771418
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

斎藤 博子  札幌医科大学, 医学部, 助手 (80274934)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード上下気道アレルギー / 喘息性気管支炎 / アレルギー性鼻炎 / 口蓋扁桃・アギノイド切除術 / ワルダイエル扁桃輪 / 血清イムノグロブリン / 特異的IgE
研究概要

本年度、当研究においては主に小児喘息患者(アトピー型,非アトピー型)の上・下気道症状、その他のアレルギー症状(アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎)、慢性副鼻腔炎につき、口蓋扁桃およびアギノイド手術的除去後の予後、患者血清変化につき長期的検討を行った。具体的には3才〜10才の約30名の喘息患者につき3ヶ月毎に疾患症状についての診察及び服薬状況についての調査、さらに術後の経時的採血(術直後、3ヶ月後…2年)による血清各種イムノグロブリン(IgG,IgM,IgA,IgEおよびHDmite特異的IgE)の検討を行った。アトピー性喘息の1名をのぞき全員の気道症状が改善され、喘息薬が減量〜中止されており、術後悪化例はなかった。特に非アトピー性喘息患児については全員が著明改善を見、保護者(親)の見解も術後の改善の著明さを物語るものであった。これに比して、アレルギー性鼻炎改善率は低かった。しかし、全員につき、慢性副鼻腔炎は診察、X線所見ともに治癒を認めた。
血清イムノグロブリンについては(1)非特異的IgEについては回下・不変・増加の各々を認めた。喘息非改善の1例については術前1100IU/mlから術後23ヶ月の時点で564IU/mlと低下を認めたが症状は不変であった。(2)HDmite特異的IgEについては増加例、不変例を認めたものの低下例はなかった。(3)IgE,IgAは増加あるいは減少変化を多くの症例に認めたが、IgG,IgA値の変化間に正の相関は認めなかった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Saito,K.Asakura et al: "Does adeno-tomsilectomy effect the course of bronchiol athma and nasel allarry" Act Otolaryngologica(Stokh). Suppl523. 212-215 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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