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緑内障眼における青錐体系機能の電気生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771470
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

新田 耕治  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (10260556)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード緑内障 / ガスクロマトグラフ / メタノール / 電気生理
研究概要

緑内障眼の形態学的変性とそれに伴う電気生理学,および生化学的変化については,いまだ解明されていない.
腸内細菌叢によりメタノールが産生されているが,メタノール視神経症では正常眼圧緑内障の眼所見と酷似するため,誤診されやすい.
そのため,われわれは,現在,緑内障と診断されているものの中には,メタノール視神経症が関与しているものもあるのではないかと考え,ヒトや犬におけるメタノールの関与について検討した.
その結果,生化学的な見地からは,ガスクロマトグラフを用いて血清メタノール値を測定し,95%の症例の血清メタノール値は2〜6μg/mlには含まれるが,ヒトで緑内障と診断されているもののなかには血清メタノール値が2〜6μg/mlを大きく超える症例が散見され,それらの症例の尿中メタノール排泄量も平均値+2SDを大きく超え,その本質についての解明が待たれる.
また,電気生理学な見地からは,ヒトの緑内障眼における,網膜の青錐体系が緑内障の病期と関係なく,対象眼と比較して,約30%の機能低下を認めた.しかし,緑内障眼は高齢者が多く,中間透光体の影響を受けやすく,その真相については今後,さらに検討を要する。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 新田耕治: "イソプロピルウノプロストによる網膜感度の改善" あたらしい眼科. 14(3). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 山本修一: "ガンツフェルト刺激によって同時記録したS-coneERGとS-cone UEPの比較" 神経眼科. 13. 54-58 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Megumi Kamiyama: "Undctectable S-cone electro retinogram b-wave in conplet congenital night elindness" British Journal of Ophthalmology. 80. 637-639 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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