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眼内埋め込み型連続眼圧計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08771472
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

阿部 圭哲  山梨医科大学, 医学部, 助手 (40242656)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード眼圧 / 眼圧計 / 緑内障
研究概要

1、小動物実験用の血圧測定用超小型圧トランスデューサーを利用し、眼内埋め込み型連続眼圧計を試作した。家兎5眼を用いた。角膜輪部を17G針で穿刺した後、粘弾性物質を注入、その穴から直径約1mmの圧トランスデューサーカテーテルを角膜輪部から前房内に挿入し、先端が角膜内皮および水晶体に触れないように強膜側で固定した。圧トランスデューサーカテーテルと連続し一体となっている電源・送信機部(約25mm×15mm)は頚背部の皮下を切開し、埋め込んだ、家兎のゲージ外にデータ受信機を設置し、連続的に眼圧測定を行える様にした。
2.さらに前房中に注射針を挿入し水柱圧をかけ、データーの信頼度を見た。水柱圧を変化させ、データ受信機から得られる眼圧値と比較した。その結果、水柱圧と得られる眼圧値はほぼ比例し、データ受信機から得られる眼圧値は信頼の得られるものと確認した。
3.連続的に眼圧測定を行った。その結果、家兎眼圧に脈拍に関連した拍動があることが確認できた。また、眼圧の日内変動を測定でき、その結果は昼間に低く、夜間に高いという従来の報告と同様のものであったが、連続的に夜間睡眠中も測定できた。
4、5眼中4眼は1週間以上の正確な連続測定ができなかった。その主な原因は、カテーテルが前房から抜けてしまう、カテーテル先端が虹彩へ接触、房水のカテーテル挿入部からの漏出などであった。今後、本法、特に圧トランスデューサーカテーテル先端部の眼内固定方法等について、さらに改良を加え実験を継続する。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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