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ラット網膜培養系における神経細胞の分化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771521
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関杏林大学

研究代表者

朝蔭 博司  杏林大学, 医学部, 助手 (00281345)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードHPC-1 / syntaxin / 網膜細胞培養
研究概要

HPC-1/syntaxin 1Aは、ラット海馬細胞膜特異抗原として赤川らにより報告されたC末端に膜貫通部位を有する分子量35kDの膜蛋白質で、シナプス前膜におけるexocytosisへの関与が注目されている。一方、単層培養系ではすでに神経細胞発芽を抑制的にコントロールすることが示唆されている。本研究において、出生直後のWistarラットの網膜細胞を再凝集培養し、その組織を光顕像および免疫組織染色により確認した。また、培養過程におけるHPC-1の発現量をWestern blot法により検討した。1,実験方法:(1)細胞培養:出生24時間以内のWistarラットより網膜のみを単離し、Ca Mg free HANKS液内で網膜細胞を分離させインキュベータ-内で再凝集培養した。(2)組織検索:細胞塊はエポン包埋し切片を作成した。切片はトルイジンブルー染色し光顕で観察した。また、他の再凝集培養塊は4%PFAで固定した後、クライオスタットで凍結切片を作成した。一次抗体として、ポリクローンHPC-1抗体およびモノクローンチュブリン抗体を各切片に反応させた後それそぜに、二次抗体としてロ-ダミンでラベルした抗ウサギIgG抗体およびFITCでラベルした抗マウスIgG抗体を反応させ、蛍光顕微鏡下で観察した。(3)Western blot法によるHPC-1発現量:培養1日目および7日目の培養細胞をBuffer(1%NP-40 1mM EDTA 1mM DTT 0.1mM PMSF/PBS)内で溶解しサンプルを得た。各サンプルのHPC-1の発現をチュブリンをコントロールとし、型のごとくWestern blot法にて確認した。2,結果:トルイジンブルー染色され切片は層構造を呈しており、免疫組織染色でチュブリン抗体は、再凝集細胞塊全体に分布するのに対し、HPC-1抗体は切片の表層に多く分布していることが確認できた。HPC-1発現量は、培養1日目に比べ7日目のサンプルで増加していることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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