• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

眼炎症局所由来のクローン化T細胞を用いたベーチェット病の発症機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08771546
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関久留米大学

研究代表者

佐野 裕子  久留米大学, 医学部, 助手 (00268921)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードベーチェット病 / クローン化T細胞 / T細胞クローン / サイトカイン / IL-8 / TNF-α / ハイドロコーチゾン / FK506
研究概要

ベーチェット病は、ぶどう膜炎、口腔内アフタ、結節性紅斑などの皮疹、および陰部潰瘍の4主要症状がいくつか組み合わされて発症する原因不明の難治性の全身性炎症性疾患である。
われわれはベーチェット病の発症機構を解明するために、ベーチェット病でぶどう膜炎を発症している患者(HLA-B51保有者を含む)2名の前房水および硝子体液より、18種類のCD3+CD4+CD8-と4種類のCD3+CD4-CD8+のクローン化T細胞を樹立した。また同じ患者の末梢血より、16種類のCD3+CD4+CD8-のクローン化T細胞を樹立した。さらに、コントロールとして、健常人3名の末梢血から18種類のCD3+CD4+CD8-と4種類のCD3+CD4-CD8+のクローン化T細胞も樹立した。これらのクローン化T細胞を培養・維持し、研究に用いた。
クローン化T細胞について、各種サイトカイン(IL-1α,IL-2,IL-3,IL-4,IL-6,IL-8,IL-10,TNF-α,IFN-γ,GM-CSF)のin vitroでの産生量をELISA法で測定したところ、ベーチェット病患者のクローン化T細胞はコントロールと比べて、IL-8の産生量が統計学的に有意に高いことが判明した。また、TNF-αの産生量もベーチェット病患者の前房水および硝子体液由来のクローン化T細胞はコントロールと比べて高かった。この結果より、ベーチェット病におけるぶどう膜炎の発症機構には、病気の局所の浸潤細胞が産生するIL-8が深く関与していることが示唆された。
ベーチェット病のぶどう膜炎の患者の治療に用いられている、ステロイド、コルヒチン、非ステロイド系消炎剤、免疫抑制剤が、ベーチェット病患者由来のクローン化T細胞のIL-8産生に与える影響を解析したところ、ハイドロコーチゾンとFK506には抑制効果が認められた。この結果は、ベーチェット病の治療薬を開発していくために重要な情報であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2025-11-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi