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炎症発痛関連遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 08771568
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関大阪大学

研究代表者

金銅 英二  大阪大学, 医学部, 助手 (50273636)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードPain / Inflammation / Cloning / Differential Display / Cytokine Signaling / JAK family / Primary Sensory Neuron / Cytokine Receptor
研究概要

炎症発痛時に発現する炎症発痛関連遺伝子を明らかにすることを目的に5%ホルマリンをラット顔面部および下肢足底に注射した炎症発痛動物を用いてDifferenntial Display法にて解析を試みた。
炎症発痛動物と対象動物(無処理)よりそれぞれの三叉神経節・後根神経節を摘出し総RNAを抽出しcDNA化をおこなった。そのcDNAを用いてRT-PCRを行い、そのPCR産物を電気泳動した。
得られた様々なサイズのバンドの内、疼痛動物の三叉神経節と対象動物の三叉神経節、疼痛動物の後根神経節と対象度物の後根神経節の間で発現パターンを比較した。
その結果、現在まで百数十本の発現に差のあったバンドを回収しセカンドPCRを行い、得られた産物をVectorにLigationし大腸菌DH5αにTransformationした後、培地で培養後コロニーPCRをおこないmini-prepを行いSequenceをおこなった。さらにRI標識したcRNAプローブを作製しIn situ hybridizationも行った。その結果、現在のところは疼痛動物と対象動物の間で発現の差があった遺伝子は得ていない。
さらに同モデルを用いて炎症時に末梢組織で放出されるといわれているサイトカインの知覚神経系での関与にを証明するためサイトカインの細胞内情報伝達に関しても検索をおこなった。
その結果、細胞内にサイトカインの細胞内情報伝達物質であるJAK familyの存在やその受容体共通鎖の存在が明らかとなり、サイトカインの転写活性因子であるSTAT familyの存在も明らかになり、このSTAT familyのうちSTAT2,STAT3,STAT4などが核移行していることも明らかになった。現在移行時間(炎症発痛後)を検索中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Makoto Mizuno,et al.,: "Localization of molecules involved in cytokine receptor signaling in tha rat Trigeminal ganglion" Molecular Brain Research. 44. 163-166 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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