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T細胞受容体欠損マウスを用いた経口免疫寛容の分子メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 08771572
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関大阪大学

研究代表者

高橋 一郎  大阪大学, 微生物病研究所, 講師 (20206791)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード粘膜免疫 / トレランス / アレルギー / ノックアウトマウス
研究概要

TCRα鎖KOマウスを滅菌水と固形飼料を与えて,SPF条件で飼育すると,生後18週前後から約8割の頻度で大腸炎を発症し,MLN,LPや脾臓にはCD4^+TCRβ^<dim>T細胞が出現した.この細胞の増加にともなってTCRα鎖KOマウスのCD4陽性T細胞はSEBを添加するとDNA合成能が著しく上昇した.またCD4^+TCRβ^<dim>T細胞はIL-4を産生することがサイトカインELISPOTで明らかになった.T細胞レセプターではVβ8,Vβ14,Vβ15を主体としたレパトアの出現がみられた.さらにIBD発症マウスでは主にLPにおいてIgA-,IgG-抗体産生細胞数と食餌性タンパク質抗原に対するSFCの増加が観察された。以上の所見より,CD4^+TCRβ^<dim>T細胞がTCRα鎖KOマウスにおいて大腸炎の発症,さらに食餌抗原に対する抗体や自己抗体の出現に深く関わっていることが明らかになった.また同細胞がSEBによって活性化されることから,IBDの憎悪にスーパー抗原が関与していることが強く示唆された.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takahashi,cl,et al.: "Mucosal T cells clrduce Systemic Arergy For Oral Tolerance" Biochem.Biophys.Res.Commun.206. 414-420 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Takahashi,cl et al.: "CD4^+,α^-β^+ T Cells for the Development of the Inflammatory Bowl Desues" Gastaoenterology. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Takahashi,cl.: "なぜ経口的に抗原を与えるとトレランスになるのか" 歯界展望. 87・2. 492-493 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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