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Fibro-osseous lesionにおける硬組織形成メカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771586
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

松坂 賢一  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70266568)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードFibro-osseous lesion / Bone / Cementum
研究概要

口腔領域には骨、軟骨またはセメント質を形成する病変が多種多様に発生するが、これらの硬組織が腫瘍性のものかあるいは反応性に形成されたものか、更に確定診断に至っては適確な病理診断を下すことは困難な場合が多い。しかし歯科口腔外科臨床では、その病理診断が予後あるいは処置方針に大きく影響する。今までこれらの病変の確定診断の一助にすべく、当教室で経験した硬組織を形成する病変について1966年1月から1994年12月の29年間で経験した20種の病変572例について統計処理し、文献的考察を加えたが、今回、免疫組織化学的に染色し、下記のごとく結果を得た。
検索材料は1995〜1996年に本学病理学教室で経験した骨肉腫1例、化骨性線維腫1例、セメント質形成性線維腫1例とした。免疫組織化学的染色は抗PCNA抗体、抗オステオカルシン抗体を用いたSAB法にて検索した。
抗PCNA抗体:骨肉腫の腫瘍細胞はほとんどの細胞の核が強陽性を示し、化骨性線維腫とセメント質形成性線維腫では弱陽性の細胞が散在性に認められた。
抗オステオカルシン抗体:骨肉腫の骨周縁に存在する骨芽細胞様腫瘍細胞の胞体に強陽性所見が認められたが、化骨性線維腫とセメント質形成性線維腫の細胞は弱陽性反応が一部に見られるのみであった。さらに、腫瘍細胞によって形成された硬組織基質は骨肉腫、化骨性線維腫、セメント質形成性線維腫ともに陽性を示した。
現在、上記の結果に加えて、電顕的検、生化学的に病変内に存在するタンパク質の検索を行っている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松坂賢一: "口腔領域に生ずる骨、軟骨またはセメント質を形成する病変の統計学的検索" 歯科学報. 95. 545-556 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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