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画像解析による耳下腺細胞のカルシウム・ストアの分布と多様性の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08771617
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

谷村 明彦  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (70217149)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードイノシトールシリン酸 / カルシウム・ストア / 耳下腺細胞 / 画像解析 / 共焦点レーザー顕微鏡 / リアノジン受容体 / 穿孔細胞 / 分泌顆粒
研究概要

HSY cellにおける細胞内カルシウム・ストアの分布と多様性
オルガネラ内にmag-fura-2を取り込ませた細胞を穿孔し、顕微画像解析システム(ARGUS 50)を用いてCa^<2+>ストア内のCa^<2+>濃度([Ca^<2+>]_L)の変化を解析した.HSY cellの細胞辺縁部に無刺激時の[Ca^<2+>]_Lが1mMで、IP_3刺激により[Ca^<2+>]_Lが50μM程度まで低下するCa^<2+>ストアが多く認められた.
共焦点レーザー顕微鏡および電子顕微鏡による観察で、核膜間隙と細胞辺縁部の小包体からCa^<2+>が放出される事が明らかにされた.またミトコンドリアからはCa^<2+>が放出されないが、IP_3によって開口するイオン・チャンネルが存在する可能性が示唆された.
ラット耳下腺腺房細胞におけるカルシウム・ストアの分布と多様性
Mag-fura-redを取り込ませた耳下腺細胞を穿孔し、共焦点レーザー顕微鏡を用いてCa^<2+>ストアの分布を解析した.耳下腺腺房細胞のCa^<2+>ストアは細胞基底部の小包体の多い部分に多く認められた.また、腺腔側の細胞膜直下や分泌顆粒の間にもCa^<2+>ストアが認められた.一方、分泌顆粒にはCa^<2+>ストアとしての機能は認められなかった.
リアノジン受容体を開口させるサイクリックADPリボースやリアノジンは、耳下腺細胞からのCa^<2+>放出を起こさない事から、耳下腺細胞からのCa^<2+>放出はほとんどがIP_3感受性Ca^<2+>チャンネルによって調節されている事が示唆された.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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