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唾液腺腫瘍細胞(HSG)のアポトーシス誘発機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08771624
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

大西 芳秋  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60233219)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアポトーシス / 唾液腺腫瘍 / 化学療法
研究概要

唾液腺腫瘍細胞(HSG)はアクチノマイシン-Dおよびアドリアマイシンによりアポトーシスが誘発されるが,血球系の細胞に誘発されるタンパク合成ならびにタンパクリン酸化に依存したヌクレオソーム単位での切断を伴ったアポトーシスとは異なっていた.そこでHSG細胞にはこの細胞(唾液腺細胞)に固有のアポトーシス誘発機構が存在していることが推察され,この特異的アポトーシス誘発機構がこれまで報告されているアポトーシス関連遺伝子(c-myc,bcl-2,p53)の発現により特徴づけられているのではと考えこれら遺伝子の発現量の変化を検討した.
感度的に非常に優れているRT-PCR法による測定を行うためにc-myc,bcl-2,p53それぞれのDNAプライマーを合成した.特にbcl-2に関してはスプライシングの違いによりアポトーシス調節機構の異なる2つのtranscript(α,β)が存在することが知られているため,それぞれを検出できるようプライマーの設定を行った.さらにbcl-2ファミリーのbcl-xについてもbcl-x_Lおよびbcl-x_Sそれぞれ検出できるようプライマーを設定し検討を行った.PCR反応生成物は塩基配列を決定し確認を行った.唾液腺腫瘍細胞(HSG)をアクチノマイシン-Dおよびアドリアマイシンを作用させることによるこれら遺伝子産物の変動は,血球系の細胞の場合における変化と大きな違いが見られなかった.この結果よりHSG細胞のアポトーシス誘発機構には固有のアポトーシス調節が存在していることが推察され,今後これらの遺伝子を検索していきたいと考えている.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Onishi,Y.: "Molecular cloning of the genes suppressed in RVC lymphoma cells by topoisomerase inhibitors." Biochem.Biophys.Res.Commun.228. 7-13 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Onishi,Y.: "The lymphoma cell line resistant to 4-piperidinopiperidine was less-sensitive to CPT-11." Cancer Chemother.Pharmacol.(1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大西芳秋: "アポトーシスの多様性" 炎症と免疫. 4. 455-461 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 木崎治俊: "アポトーシス(口腔組織防衛と細胞死,特に免疫細胞の生死)" 歯界展望. 88. 86-94 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大西芳秋: "生体防御とアポトーシス" Therapeutic Res.17. 4213-4218 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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