• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

口腔領域におけるチオールS-メチルトランスフェラーゼのチオール解毒代謝機能

研究課題

研究課題/領域番号 08771629
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関朝日大学

研究代表者

八代 耕児  朝日大学, 歯学部, 講師 (50182316)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードチオール S-メチルトランスフェラーゼ / ジチオスレイトール / アルキルチオール / S-アデノシル-L-メチオニン / 解毒 / ラット唾液腺
研究概要

ラット顎下腺ミクロソームに認められたチオール S-メチルトランスフェラーゼ活性は、S-アデノシル-L-ホモシステインで強く阻害され、S-アデノシル-L-メチオニンをメチル基供与体とするメチルトランスフェラーゼ群に共通の性状を示した。メチル基受容基質に対しては、ジチオスレイトールを基質としたときの生成物としてモノメチル化体とジメチル化体の両者が検出されたこと、ジチオスレイトールの構造から水酸基が欠落した1,4-ブタンジチオールに対する活性がジチオスレイトールに対する活性と同程度であったことなどから、ブタン系アルキルチオール基質における置換基の影響は少ないことが示唆された。一方、代表的な生体内因性チオール化合物のL-システインや還元型グルタチオンなどに対する活性はジチオスレイトール、1,4-ブタンジチオールなどのアルキルチオール化合物に比較して著しく低かった。本活性はMg^<2+>非要求性で、Triton X-100やコール酸系界面活性剤に比較的耐性であり、同時に測定した肝臓の酵素や小腸で報告されているものと類似の性状を示した。また、同様の活性は、耳下腺にも認められた。唾液腺ミクロソームの本酵素活性は、ジアシルグリセロールやリゾリン脂質に対するアシルトランスフェラーゼ活性とは異なり肝臓に比べて低いものの、外因性チオール化合物に高い活性を示すことから、肝臓や小腸の酵素と同様に求核反応性が高い各種チオール化合物の解毒に機能しているものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koji Yashiro: "Microsomal diacylglycerol acyltransferase in rat parotid and submandibular glands : Acylation of 1,2-dioleoyl-sn-glycerol dispersed with phospholipids" International Journal of Biochemistry and Cell Biology. 28・8. 895-903 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi