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嚥下障害(口腔期)の診断におけるMR1透視の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08771640
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関大阪大学

研究代表者

村上 秀明  大阪大学, 歯学部, 助手 (00263301)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMRI / 嚥下障害 / DSA
研究概要

・目的:口腔期において発生する嚥下障害の診断において、MRI透視と従来のエックス線透視を比較し、MRI透視が嚥下障害の画像検査法の一つとなりうるかどうかを検討することを研究目的とした。同時に、MRI透視における最適の造影剤とは何かを検討した。
・ボランティアスキャン(エックス線透視):ボランティアの嚥下状態をDSA装置を用いて通法どおり撮影し、得られた画像データをコンピュータにビデオキャプチャーボードを用いて取り込んだ。
・ボランティアスキャン(MRI透視):ボランティアの嚥下状態をMRI装置を用いて撮像した。これら撮像にあたっては、各種の撮像シークエンスで行った。次に、MRI透視用の造影剤として1.ガドリニウム、2.ブルーベリ-ジュース、3.水を適用し、最適な造影剤を検討した。その後、得られた画像データをコンピュータにビデオキャプチャーボードを用いて取り込んだ。
・エックス線透視とMRI透視の比較:エックス線透視とMRI透視から得られたデータを、時間の軸を同一にしコンピュータ上で動画・静止画において比較検討すした。これらの検討項目としては、嚥下研究会エックス線透視検査チャートに準じて、側面観からは舌運動・口腔内残留・口腔内移動時間とし、正面観からは舌運動の左右対称性とした。
・結論:これらの検討から、撮像に最も適した方法は、エコープラナーを使ったEPI法であると結論づけられた。また、Mnが含有されているブルーベリ-ジュースが造影効果が比較的高かった。ただし、誤飲や誤嚥の危険性もあり、水溶性のものを考える必要性もあった。エックス線透視に比較してMRI透視はやはり解像度という点からは劣っていた。しかし被ばくがないという大きな利点から今後ますます本領域にMRI透視が導入されていくと思われた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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