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ヒト歯原生腫瘍のin vitro動物実験系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08771653
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関鹿児島大学

研究代表者

李 鉄軍  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (70281227)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯原性嚢胞 / in vitro / 移植
研究概要

ヒトの疾患に対応する動物実験モデル系を確立することは、その疾患の成立機序並びにその生物学的特性を明らかにする上で重要な第一歩となる。今回、in vitroでラット菌胚を4-nitroquinolin l-oxide(4NQO)暴露した場合、高率に角化性の嚢胞が発生することが確認できたので、その実験系について報告する。
F344系ラット胎仔(胎生17日)の切歯の歯胚組織を4NQO(1ppm)を含む培養液、あるいは4NQOを含まない培養液で3日間培養した後、同系ラットの腎被膜下に移植した。移植1週、2週、4週後に移植片を摘出し、連続切片を作製して病理組織学的検索を行った。
4NQOに暴露した歯胚では、腎被膜下移植4週後におよそ90%の頻度で角化性の嚢胞の形成が認められた。この嚢胞は硬組織形成前のエナメル器が、嚢胞性の変化を起こしてできたものであると考えられた。4HQOに暴露しなかった歯胚では、歯芽構造の形成を認めたが、嚢胞形成は見られなかった。
以上の結果から本実験系は歯原性嚢胞の組織発生を考えるうえで、極めて有用であると思われた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Li Tie-Jun: "p53 expression in cdontogenic keratocyst epithelium" Journal of Oral Pathology & Medicine. 25・5. 249-255 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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