• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

頚部リンパ節転移におけるFDG-PETの応用について

研究課題

研究課題/領域番号 08771656
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関岩手医科大学

研究代表者

白倉 義之  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (90254797)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードPET / US / 頭頚部腫瘍 / リンパ節転移
研究概要

頭頚部悪性腫瘍のリンパ節転移の診断には従来よりMRI、CTやUSが用いられ、描出された画像の形態的な特徴から転移性リンパ節の診断が行われてきた。著者は、腫瘍細胞の糖代謝やリンパ節の血流といったリンパ節の機能面からの診断を行うべく、fluorodeoxyglucose(FDG)というトレーサーを用い、Positron Emission Tomography(PET)による転移性リンパ節の評価とカラードプラによる血流評価を行った。
対象は、臨床的に転移性リンパ節が疑われ、頭頚部郭清術を施行し病理組織学的検索が行われた頭頚部悪性腫瘍患者を対象とした。
病理所見とPET所見を比較した結果、FDGは生存する癌細胞にのみ集積する性質があることが予測され,たとえば大きなリンパ節であってもその細胞の割合が小さい場合にはfalsenegativeになる可能性があること、またMRIやCTで検出されるcentral nodal necrosisの部位には集積しないということがわかった。
病理所見とカラードプラ画像を比較した結果、リンパ節のサイズがある程度大きなものでないとドプラ信号は検出できないことがわかった。また、転移のないリンパ節ではリンパ節門部に血流が認められるが、転移性リンパ節では内部に血流のないものが多いほか、リンパ節周囲に血流が認められる症例が多かった。
今後さらに症例を重ね、転移性リンパ節と反応性リンパ節との鑑別基準を確立したい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小豆島正典他 4名: "FDG PETによる頭頚部悪性腫瘍の診断" NMCC共同利用研究成果報文集. 3. 48-55 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi