• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細胞の放射線感受性とストレス応答に関する研究-HSP90発現との関連について-

研究課題

研究課題/領域番号 08771657
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関岩手医科大学

研究代表者

星野 正行  岩手医科大学, 歯学部・歯科放射線科, 助手 (90275579)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードHSP90 / 放射線感受性 / HSG細胞 / ストレス
研究概要

(1)最初に株化細胞に放射線を照射しその細胞の放射線についての感受性を検索した。細胞はヒト顎下腺由来腺癌細胞株(human salivary gland adenocarcinoma cell line,HSG細胞)を用い、放射線は本学で治療に用いられる^<60>Coによるγ線を用いて検索を行った。対数増殖期にあるHSG細胞に^<60>Coによるγ線を2,4,6,8,10Gyの照射を行った。24時間後の生存細胞数の計測を行った。その結果6Gyの照射によって約半数の細胞の死滅が観察された。しかし^<60>Coの照射時間を考慮し、本学で通常一回照射線量である2Gyを以下の実験に用いた。
(2)次に細胞が放射線より受けるストレスを検索した。指標として用いたものはHSP90であり、HSP90の発現をタンパクレベルで検索した。放射線照射群と未照射群のHSG細胞をSDS bufferにて可溶化し、SDS-PAGEにてタンパクを分解する。その後、HSP90に特異的な抗体を用いたイムノブロッティング法を用いて検索を行った。その結果HSP90は、HSG細胞に恒常的に発現していることが確認された。放射線照射群の細胞においてHSP90の発現量の増加が認められた。この増加がHSP90αによるものかHSP90βによるものかは現在検索中である。
HSG細胞も放射線をストレスとして認知しHSP90を発現することが判明した。今後は、他の細胞や放射線照射後のHSP90のmRNAの変動、細胞内情報伝達物質の変動について検索を進めていきたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi