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緑茶カテキン類の抗腫瘍効果に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771661
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関日本大学

研究代表者

田口 隆  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (30179593)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード緑茶カテキン類 / 抗腫瘍効果 / サイトカイン
研究概要

申請者らは腫瘍細胞を腹腔に接種したマウスにカテキン類を経口的に摂取させたとき、カテキン摂取群において非摂取群に比べ20%程度の延命効果を認めたことから、緑茶カテキン類が抗腫瘍効果を有することを見出した。そこで本研究においては、緑茶カテキンの生体調節機構、特に抗腫瘍効果あるいは免疫賦活作用について、そのメカニズムに検討を加えることを目的とし、カテキン類摂取と生体内サイトカイン産生に着目しマウス実験系において経口的にカテキン類を投与した際の血中サイトカイン量、さらに生体内免疫組織の免疫組織化学的検索を行なった。マウス(BALB/C ♂ 6weeks)に(0,10,50,250ug/ml)濃度の緑茶カテキン類(サンフェノンを30日間経口摂取させた後に屠殺し、血清中のTNF、IL-1量を各サイトカイン特異ELISA法で測定した。さらに、脾臓、パイエル氏板、腸間膜リンパ節などの免疫組織を摘出し、通法により免疫組織化学的に抗サイトカイン抗体を用いて染色を行い、緑茶カテキン類の免疫賦活作用について検討した。しかしながら、血清サイトカイン量は、Control群と実験群において有為な差が認められなかった。このことは先の研究で示された抗腫瘍作用に関する応答に関与したサイトカインはその量的増加が測定系の検出域値以下である可能性が考えられ、各免疫組織における動態が重要であったが、各組織の免疫組織学的染色においてもControl群と実験群において有為な差が認められなかった。これは、組織染色に関しては本研究では10%中性ホルマリンにて固定したが、固定方法、あるいは固定時間の影響を受けたかまた抗体の検出感度あるいは結合性の問題などに関してさらに検討する余地があるものと考えられた。今後さらに実験を続ける所存である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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