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酸化電位水の殺菌、殺ウイルス作用による院内感染防止法および口腔内消毒に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771673
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

安倍 敏  東北大学, 歯学部, 助手 (10222647)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード酸化電位水 / 機能水 / 消毒 / 有効塩素 / MRSA / 殺菌 / 酸化還元電位 / 院内感染
研究概要

MRSA、HIV、あるいは肝炎ウイルスなどの院内感染が社会問題になっている。歯科治療時には、出血の頻度が高いことから、血液を介する感染性疾患に対しては十分な感染予防対策が必要である。本研究では酸化電位水、すなわち蒸留水および水道水に0.07%NaClを添加した後、電気分解して得られる、pH2.6、酸化還元電位(ORP) 1100mV、有効塩素16ppmの水を用いて、消毒剤としての有効性について検討し、次の結論を得た。
1.MRSA、緑膿菌に酸化電位水を作用させると、作用時間1分以内に残存菌は認められなくなった。しかし、菌液に血清を添加した場合には、酸化電位水の作用は、著しく低下した。消毒に用いる場合には劣化しないだけの十分な水量が必要である。
2.酸化電位水に金属製の器具を浸漬すると、腐蝕が生じることがある。あらかじめ、器具の腐蝕発生の有無について検討してから、消毒を行う必要がある。
3.透過型電子顕微鏡で酸化電位水処理後の細菌を形態的に観察したところ、細胞壁は凹凸を呈し、細胞質は不規則に凝集し、空隙認められた。
4.酸化電位水の有効塩素濃度に応じて、消毒効果に差異を生じることから、酸化電位水の殺菌効果は塩素が関係していると考えられる。また、pH2.6の酸性条件下では、生存できない細菌が認められた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 奥田礼一: "酸化電位水と医療におけるこの水の応用" ZOOM UP. No 94. 6-13 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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