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A.actinomycetemcomitansのIS配列によるタイピング

研究課題

研究課題/領域番号 08771705
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

内藤 真理子  長崎大学, 歯学部, 助手 (20244072)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯周病関連菌 / A.actinomycetemcomitans / IS配列(insertion sequence) / 血清型(sero type)
研究概要

我々がクローニングしたA.actinomycetemcomitans(A.a.)(Y4株)のIS200様配列をもちいて、A.a.の菌株7種においてサザンハイブリダイゼーションを行った。これにより各菌株のIS200様配列のコピー数及び、そのパターンを決定した。
A.a.の菌株7種(sero type a:3株、sero type b:2株、sero type c:2株)の染色体DNAを用いたところ、IS200様配列をプローブとしとサザンハイブリダイゼーションのパターンが血清型により異なることが示された。sero type aでは同じサイズのバンドが1本のみ検出された。sero type b,cでは複数のバンドが検出された。うち、sero type bでは今回用いた株では4本のバンドが見られ、さらにそれらのパターンは完全に一致していた。一方、sero type cではパターンは一部のみ一致していた。
今研究の結果から、IS200様配列によるサザンハイブリダイゼーションのパターンはA.a.の血清型と相関することが明らかになった。これは分子生物学的に菌株を分類するのに役立つと考えられる。近年、血清型と病原性の相関が指摘されている。IS200様配列の挿入により菌の病原性が異なったとも考えられることから、今後、IS配列周辺の遺伝子の解析も病原因子の解明の為に行っていく。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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