• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯周ポケット形成におけるアポトーシス関与の可能性について

研究課題

研究課題/領域番号 08771720
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

加藤 幸紀  北海道医療大学, 歯学部・歯科保存学第一講座, 助手 (50281283)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯周病 / 歯周ポケット / アポトーシス / 上皮細胞 / Actinobacillus actinomycetemcomitans
研究概要

我々はこれまで,マウスマクロファージ細胞株であるJ774.1細胞に,若年性歯周炎の主たる原因細菌と考えられているActinobacillus acinomycetemcomitans(A.actinomycetemcomitans)を感染させたところ,アポトーシスにより細胞死に至ることを明らかにし,報告してきた。そこで,歯周病発症における歯周ポケットの形成にアポトーシスが関与する可能性について本研究において検討した。
口腔上皮細胞株であるKB細胞を用いて,マクロファージ感染のin vitroの培養系を応用して,A.actinomycetemcomitansを感染させた。この結果,A.actinomycetemcomitansの感染によりKB細胞に細胞死が発現される可能性が示された。加えて,位相差顕微鏡により感染後の細胞形態を観察したところ,アポトーシスを思わせる細胞所見が認められた。現在,電子顕微鏡による観察を進めている。さらに,A.actinomycetemcomitans感染後,ELISA法によりDNAの断片化を比色定量したところ,A.actinomycetemcomitans感染細胞においてDNAの断片化の発現,すなわちアポトーシス発現の可能性を示す結果が得られた。
以上の結果を踏まえ,現在,ヒトから採取した歯肉上皮細胞を用いてA.actinomycetemcomitans感染後の細胞動態の検討を行い,歯周ポケット形成におけるアポトーシス関与の可能性について詳細に調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miyuki MURO: "Role of CD14 molecules in intemalization of Actinobacillus actinomycetemcomitans by macrophages and subseaquent induction of apoptosis" Infection and Immunity. 65. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi