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高齢化社会に対応した新たな歯髄保護法をさぐる

研究課題

研究課題/領域番号 08771723
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関明海大学

研究代表者

横瀬 敏志  明海大学, 歯学部, 助手 (90245803)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード歯髄組織 / 副甲状腺ホルモン / Dentinogenesis
研究概要

ヒト歯髄組織より分離した細胞を培養し、Dentinogenesisに関する機序を明らかにする目的で、以下の実験を行った。
1)材料と方法:健康なヒトの第三大臼歯より歯髄組織を摘出し、組織片を培養し、増殖法にて採取した細胞を実験に使用した。これらの細胞を5%FBSを含だMEM培地にて培養し、Dexamethasone(DEX)と副甲状腺ホルモン(PTH)を添加し、細胞分化に及ぼす影響を生化学的に解析した。細胞分化の指標としてAlkaline Phosphatase(ALP)活性、Proteoglycan(PG)合成,Osteocalcin(OC)mRNAの発現量を用いた。
2)結果:培養12日目においてDEXとPTHを添加した細胞のALP活性、PG合成、OCmRNAの発現がcontrol群の細胞と比較して有意に増加した。また、PTH単独処理では、これらの分化マーカーは増加傾向にあるものの、control群と比較して有意差はみられなかった。
3)考察:以上の結果からPTHはDEXとの相乗効果によりヒトの歯髄細胞のodontogenesisを促進することが分かった。現在、PTHは骨組織の分野において骨量を増加させるホルモンとして注目されているが、本研究結果より、歯髄組織への応用も可能であることが示唆された。なお、本研究は第105回日本歯科保存学会で報告した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.YOKOSE: "Application of Rapid Decalcification System to In Situ Hybridization for Detecting Osteocalcin mRNA in Rat Bone Tissue" J.Meikai Univ.Sch.Dent.25・(2). 213-216 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 横瀬敏志: "ヒト歯髄細胞培養系における副甲状腺ホルモンの影響" 日本歯科保存学会誌. 39. 96-96 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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