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神経伝達物質の歯周炎の病巣成立への関与について

研究課題

研究課題/領域番号 08771736
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

佐藤 秀一  日本大学, 歯学部, 助手 (50225942)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードサブスタンスP / Vasoactive Intestinal Peptide / ソマトスタチン / リゾチーム / 好中球 / 歯肉線維芽細胞 / 細胞接着
研究概要

歯周炎における神経伝達物質の役割を検索する目的で,サブスタンスP(SP),Vasoactive Intestinal Peptide(VIP),ソマトスタチン(SOM)のヒト好中球に対する活性化とヒト由来歯肉線維芽細胞(human gingival fibroblast,HGF)への接着,障害に与える影響について検討した。
1.好中球からのリゾチームの放出は10^<-12>〜10^<-4>M SP刺激で認められ,その放出量は15分でピークに達した。またSPでプライミングした後,Formyl-Methionyl-Leucil-Phenylalanin(FMLP)で刺激するとリゾチームの放出量はさらに増加した。
2.HGFに対する好中球の接着細胞数は,10^<-8>〜10^<-4>M SP,10^<-9>〜10^<-7>M VIP刺激によって増加した。さらにSP,VIPで前刺激したのちFMLP,PMA刺激すると接着細胞数がさらに増加した。また細胞接着は抗CD11a,CD11b,CD18抗体の添加によって抑制された。SOMは細胞接着に影響を与えなかった。
3.好中球のHGFに対する細胞障害は,SPによるプライミング時のみに認められた。
以上のことから炎症局所に浸潤した好中球と神経伝達物質を介した反応が,歯周炎の炎症反応に関与していることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐藤秀一: "サブスタンスPが歯周炎に与える影響に関する研究 好中球の活性化およびその歯肉線維芽細胞に対する障害について" 日大歯学. 70巻2号. 176-185 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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