• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

破骨細胞におけるInterleukin-1レセプターの発現性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771744
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

角田 晃  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (70236933)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード破骨細胞 / IL-1レセプター / アンチセンス
研究概要

報告者らは破骨細胞から産生されるIL-1α及びTNF-αを阻害することにより、破骨細胞の分化が抑制される事から、破骨細胞の分化に対して自らオートクライン的な機能を持っている可能性を示した。本研究では、マウスストローマ細胞とマウス骨髄細胞の共培養実験系を使用して、破骨細胞上に発現するIL-1レセプターの種類を明らかにすることを目的とした。実験では、象牙切片上で単層培養したMC3T3-G2/PA6細胞上にマウス骨髄細胞を播種し、二種類のIL-1レセプター(TYPE I及びTYPE II)mRNAに対するアンチセンスDNA(0.2μM)を添加することによりブロックを行い、破骨細胞のIL-1レセプター発現を阻害することにより破骨細胞の分化および骨吸収能に及ぼす影響を検索した。その結果、IL-1αレセプターTYPE I及びTYPE II アンチセンス分子添加群は対照群である同センス分子添加群と比較して、TRAP陽性集落数の減少を認めたが、両レセプター間における有意差は認められなかった。また、IL-1αレセプターTYPE I及びTYPE II アンチセンスを添加した際には、TRAP陽性多核細胞数は減少し相対的に単核細胞の比率が増加した。更に象牙切片上での硬組織吸収能も抑制されたが、これらも同様に両レセプター間でその変化に有意差は認められなかった。
従って、今回の結果から、破骨細胞のIL-1レセプターはTYPE IとTYPE IIの両方が存在している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi