• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マウス骨髄細胞培養系による破骨細胞形成に対するTIMPの役割について

研究課題

研究課題/領域番号 08771749
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

石原 裕一  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (50261011)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード骨髄細胞培養系 / 破骨細胞 / TIMP
研究概要

結合組織を構成するコラーゲンやプロテオグリカンを主体とするマトリックス成分の分解に間質コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ、ストロムライシンに代表されるマトリックス金属プロテアーゼ(MMP)が主体をなし、同時にこれらのMMPの共通のインヒビターとしてtissue inhibitor of metalloproteinases(TIMP)の存在が明かとなった。また最近になりTIMPはMMPのインヒビターとしての機能のみならず、様々な細胞の成長因子として注目されてきた。そこでこのTIMPが骨髄細胞培養系において破骨細胞形成に影響しているのではないかと考え研究を行った。
今回の結果から培養時に使用するウシ胎児血清(FCS)から抗TIMP抗体によるアフィニティクロマトグラフィーでTIMPを除去しTIMPフリーFCSを作製し骨髄細胞培養系に用いたところ全く破骨細胞の形成は認められなかった。またTIMPフリーFCSにリコンビナントTIMP-1,2を加えこの実験系で破骨細胞の形成を調べたところ、TIMPを除去する前のFCSと同程度の破骨細胞形成が認められた。我々はこの事実からTIMPが破骨細胞前駆細胞の成熟に関与していることが明らかとなった。今後骨器官培養系の実験を行うことにより破骨細胞の活性化にTIMPにより破骨細胞の活性化にも関与しているかどうかをも同時に調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi