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歯周病患者の唾液中のMMP-1およびMMP-8に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771751
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

早川 祐久  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (00261016)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードMMP-1 / MMP-8
研究概要

歯周病は歯肉炎と歯周炎に分類され,歯周炎はさらに早期発症型歯周炎(EOP),成人性歯周炎(AP)などに分類される。歯周組織は,pHが中性領域にあるたんぱく分解酵素のなかで,セリンプロテアーゼとマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)がその中心的役割をはたすと考えられている。Uittoらは,これらの酵素の中で,MMP-1がEOP,MMP-8がAP歯周組織を分解する酵素の中心的役割をなし,これらの酵素の違いが,歯周病の診断に役立つのではないかと推測している。そこで,本年度は,この推測をもとに研究を進め,以下の成果が得られた。
1.コラーゲン,ゼラチン,カゼイン分解活性を測定したところ,健常者(CH)とEOP,AP比較したところ,疾患群で有意に高い値を示した。しかし,EOP,APでは有意な差は認められなかった。
2.Total TIMP-1量は,健常者(CH)とEOP,AP比較したところ,疾患群で有意に低い値を示した。しかし,EOP,APでは有意な差は認められなかった。Free TIMP-1,TIMP-2では3群間で有意な差は認められなかった。
3.そこで,EOP,AP患者で,immunobllotingを行い,MMP-1とMMP-8の違いを検索したところ,両患者群で,MMP-1とMMP-8が検出され,両群で違いは認められなかった。
今後は,EOP,AP患者でMMP-1とMMP-8の量的な違いがあるのか,それとも,他のMMPsでは,何か違いがあるのかを検索する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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