• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

インプラント患者における口腔感覚と咬合力の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771759
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

許 重人  東北大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10225089)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインプラント / 硬さ弁別 / 咬合力 / 口腔感覚
研究概要

インプラント患者において1.ゴム硬さ弁別およびその時の咬合力(弁別時咬合力)の同時測定,2.プレスケール実験を行うことにより,インプラント患者における口腔感覚と咬合力の変化を検索した.
その結果,(1)ゴム硬さ弁別実験の正常有歯顎者群における正解率は左側で75.2±3.94% (mean±SD),右側で72.25±2.96%,インプラント患者群における正解率は天然歯側で70.66±4.50%,インプラント側で68.66%7.11%であった.以上より被験者間および左右側の正解率に有意な差は存在しなかった.(2)ゴム硬さ弁別時の咬合力は正常有歯顎者群の左側で49.18±3.22N (mean±SD),右側で45.54±3.80N,インプラント患者群における弁別時咬合力は天然歯側で63.31±11.11N,インプラント側で62.42±10.37Nであった.以上より正常有歯顎者群の左右側間およびインプラント患者群の被験歯間の弁別時咬合力に有意差は存在しなかった.しかし,ゴム硬さ弁別時の咬合力はインプラント患者群が正常有歯顎者群と比較して有意に大きかった.(3)プレスケール実験のインプラント単独植立者におけるインプラント側および健常側での咬合力の比較では,有意な差は認められなかった.また,インプラント単独植立者および健常者での,中心咬合位における総咬合力量ならびに咬合力分布様式にも差は観察されなかった.
以上より,インプラント患者においては歯根膜感覚の喪失を他の口腔感覚により補償し,咬合力を変化させ調節しているものと思われる.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 稲井哲司 他: "口唇口蓋裂患者に応用したOsseointegrated Inplantの臨床評価" 補綴誌. 40 (96s). 180- (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi