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歯根深層部象牙質への接着強化法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08771779
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

藤田 栄伸  岡山大学, 歯学部, 助手 (90238569)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード象牙質接着 / 表面処理法 / SEM分析
研究概要

支台築造の成否を左右すると思われる歯根部深層象牙質と市販の4種類の接着性レジンセメントの接着強さを歯冠部浅層象牙質と比較するとともに、リン酸と次亜塩素酸ナトリウム水溶液を併用した処理法の歯根部深層象牙質に対する効果を検討した結果、以下のことが判った。
1.スーパーボンドC&Bは,歯根部深層象牙質に対する接着強さの低下を認めた.その他のパナビア21、インパーバデュアルおよびビスタイトレジンセメントでは,有意な低下はなかった。
2.スーパーボンドC&Bとインパーバデュアルセメントはサーマルサイクル負荷によって剪断接着強さは有意に低下した・
3.SEM観察の結果,メーカー指示で処理したスーパーボンドC&B,パナビア21、インパーバデュアルセメントおよびビスタイトレジンセメントの接着破壊は初期およびサーマルサイクル負荷後のいずれも,主に象牙質と接着性レジンセメントの接着界面で生じており接着耐久性に疑問が残った。
4.リン酸と次亜塩素酸ナトリウムナトリウム水溶液を併用したNC処理は、歯冠部浅層象牙質より歯根部深層象牙質に対して有効であった。特に,NC処理後EDプライマーを塗布してパナビア21レジンセメントで接着した場合の剪断接着強さが最も高く、39.2MPaを示した。
5.NC処理した歯根部深層象牙質に対する接着は,サーマサイクル10,000回後も剪断接着強さの低下は認めず、破断面のSEM観察でも象牙質とレジンの接着界面での接着破壊はなく良好であった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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