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部分床義歯支台歯の予後を左右する因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771809
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

有田 正博  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (50184289)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード部分床義歯 / 支台歯 / 予後 / 動揺度 / 咬合バランス
研究概要

Kennedy I級およびII級症例に対して遊離端義歯を装着した場合の支台歯の予後について,歯周病学的評価および咬合バランスの評価を経時的に行った.被験歯は天然歯もしくは隣在歯と連結のない歯冠修復歯である第1小臼歯または第2小臼歯とし,支台装置は鋳造エーカースクラスプを使用した.現在までに以下のような結果が得られている。
1.歯周病学的評価:装着時の支台歯の動揺度を1として経時的な動揺度の変化を比較したところ,義歯の調整段階である約1ヶ月後までは動揺が増加する傾向にあるが,有意な変化は認められなかった.その後3ヶ月まで,動揺度は徐々に装着時のレベルかそれ以下に減少する傾向が認められた.上下顎義歯を比較した場合,下顎義歯の方が支台歯の動揺度の変化率が大きい傾向にあった。また,装着時に動揺度の大きい支台歯ほど,短期間の動揺度の増加率が高い傾向にあったが,初期治療によって有意に改善された.動揺度の変化はプラークコントロールの良否や義歯への順応度に左右される傾向があるように思われた.その他,接触点の離開度,PPD(Probing Pocket Depth),PAL(Probing Attachment Level)には変化は認められなかった.
2.咬合バランスの評価:未装着時および装着時の咬合バランスを比較したところ,義歯の装着によって左右の咬合バランスの有意な改善が認められた.義歯装着後の支台歯の咬合圧負担率は.未装着時に比較してやや減少する傾向が認められたが,レストの咬合接触が強い症例では逆に増加する傾向が認められた.経時的には人工歯部の咬合圧や面積が義歯の沈下に伴ってやや減少する傾向が認められた.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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