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下顎頭の異常な運動とゴシックアーチ描記路との関係について

研究課題

研究課題/領域番号 08771829
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

小林 延彦  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (70257020)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードゴシックアーチ / 下顎頭
研究概要

下顎頭の異常な運動とゴシックアーチ描記路との関係を調べる目的で、前方、側方運動時に下顎頭の異常な動きを伴わない正常者20名と下顎頭の異常な動きを伴う片側性の顎関節症患者20名におけるゴシックアーチトレーサー装着時と非装着時の前方、側方運動を記録し、両描記路を比較した。
結果は、以下の通りである。
1.正常者と顎関節症患者の下顎頭の運動は、6自由度計測システムにより、正常者では正常な運動を呈すること、患者では患側の運動が健側よりも制限されていることを確認できた。
2.正常者におけるゴシックアーチ描記路(ゴシックアーチトレーサー装着時)とゴシックアーチ分析システムによる描記路(ゴシックアーチトレーサー非装着時)は、側方描記路と前方描記路のどちらもほぼ同じパターンを呈していた。
3.顎関節症患者におけるゴシックアーチ描記路とゴシックアーチ分析システムによる側方描記路は、患側の方が健側のよりも長く、どちらもほぼ同じパターンを呈していた。一方、前方描記路は、ゴシックアーチ描記路では、いずれの被験者も患側の方へ偏位したが、ゴシックアーチ分析システムによる描記路では、患側へ偏位する被験者が多かったが、患側へ偏位しないパターンを呈する被験者もみられた。これは、歯牙誘導の影響により下顎頭の異常な動きが反映されなかったものと考えられる。
4.これらのことから、ゴシックアーチ描記路は、ゴシックアーチ分析システムによる描記路(歯牙誘導による描記路)よりも生体の下顎頭の運動を正確に示すことが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林延彦: "下顎頭の運動とゴシックアーチ描記路との関係-分析システムの概要-" 歯学. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 小林延彦: "下顎頭の運動とゴシックアーチ描記路との関係-最大開口時の下顎偏位を伴う頭蓋下顎障害患者-" 日本顎関節学会誌. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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