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電気化学測定法による歯科用合金の腐食試験 その8

研究課題

研究課題/領域番号 08771834
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

洞沢 功子  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (20165567)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード電気化学測定法 / 腐食 / 歯科用合金 / 回転リングディスク電極 / 対流ボルタンメトリ
研究概要

電気化学測定法は、化学物質の変化を電気化学反応としてとらえ、電位,電流,あるいは電気量などを測定尺度として調べることが可能である。歯科用合金の腐食の研究において、電気化学反応の律速段階を知ることは、耐食性を評価する上から考えて重要である。そしてそれは、実用的に防食法を定めるためにも極めて大切なことである。
昨年まで7年間の申請における研究で、電極と溶液の間に定常的な相対運動を起こさせる対流ボルタンメトリによって、歯科用合金の腐食機構を明らかにした。また口腔内環境を仮定した稀な溶液においては、iR降下の補償を行なった測定ができた。さらに2ペンX-Yレコーダの購入で、回転リングディスク電極法の測定装置を揃え試作電極による測定結果から、最適補捉率の算出とリングディスク電極作製上の条件設定ができた。
本年度申請の研究において、気密性を増し回転に対する振動を激減させたセルが設計できた。また、関数発生器をさらに一台購入し、2台の関数発生器を用いて、リング電極とディスク電極を別々に制御して、対流ボルタンメトリを行った結果、現在までのデータよりも詳細なディスク電極の電気化学的挙動に関するデータを得ることができた.
今後多くの試料合金の測定を短時間に行なうには、電極作製をより簡便にする必要がある。この点に工夫を凝らし、組成が多岐に渡る歯科用合金の腐食速度の算出に研究を進めるものである。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 洞沢功子: "金-銀-銅系合金のサイクリックボルタンメトリ法による耐食性評価に関する研究" 歯科学報. 96・1. 45-66 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 洞沢功子・高橋重雄: "ガリウム合金の耐食性について" 歯科材料・器機. 15・3. 192-201 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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