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歯牙および歯列形態を指標とした咬合接触設定法の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08771837
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

佐久間 重光  愛知学院大学, 歯学部・歯科補綴学第三講座, 助手 (80271386)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード歯列形態 / 咬合接触状態 / 多変量解析
研究概要

本研究により以下の成果を得た。
被験者は、愛知学院大学歯学部学生の中からアンケート調査、視診、触診により個性正常咬合を有し、顎口腔系に異常の認められない健常有歯顎者30名を選択した。
この被験者に対し、咬合状態については咬合接触検査材を用い、咬頭嵌合位から左右側犬歯尖頭咬合位および前歯切端咬合位に至る中間位の計4顎位の接触状態を記録した。この得られた咬合状態の記録を基に数量化III類を応用し、各下顎位での咬合状態の数値化を行った。
また歯列の形態については、印象採得を行い歯列模型を作製し、前歯の被蓋(オーバージェット、オーバーバイト)、歯冠軸傾斜角度(頬舌的、近遠心的および捻転)、歯列弓の指数(前歯列弓長幅、歯列弓長幅、歯列弓長および歯列弓幅)、口蓋の指数(口蓋幅高、口蓋長幅、口蓋幅および口蓋高)、歯列弓角、口蓋角の計測を行った。
この得られたデータを用い、咬合状態の数値を目的変数、歯列の各形態を説明変数として重回帰分析(Stepwise regression)を行い、重回帰係数より咬合接触と関係の強い歯列の形態について検討した。
その結果、側方位における咬合状態と関連の強い歯列の形態要素として、第一大臼歯頬舌的歯冠軸傾斜角度、第二大臼歯近遠心的傾斜角度、中切歯、側切歯および第二大臼歯捻転角度、口蓋幅高指数の計6項目が抽出された。また前方位における咬合状態と関連の強い形態要素として、オーバーバイトが抽出された。以上の結果から、抽出されたこれらの形態要素が側方位および前方位における咬合状態を予測する上で重要な要素となることが示唆された。今後は得られたこれらの項目より、咬合接触を設定するための予測式について検討してゆく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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