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口腔悪性腫瘍における第11番染色体上の共通欠失領域の同定

研究課題

研究課題/領域番号 08771844
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関千葉大学

研究代表者

宮 恒男  千葉大学, 医学部, 助手 (20261927)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード口腔癌 / 第11番染色体 / 共通欠失領域 / 癌抑制遺伝子
研究概要

ヒト第11番染色体におけるヘテロ接合性(Loss of heterozygosity,LOH)はヒトの様々な癌で既に報告されている。第11番染色体上の癌抑制遺伝子の存在の可能性を検索するために、本研究ではこの染色体に特有な22個のマイクロサテライト・マーカーを使用して、31人の患者から採取した口腔扁平上皮癌組織について精密な欠失地図を作製した。コントロールは同一患者の正常組織を用いた。LOHは25症例中14例で認められた(56.0%)。特に、欠失が多く認められたのはこの染色体の長腕上においてであった。しかも、我々のデーターは異なった2個所の欠失領域の存在を示した。まず、第一の領域は11q23の領域であり、マイクロサテライト・マーカーのD11S939とD11S924の間に3cMにわたって存在した。第二の共通欠失領域は11q25の領域でマイクロサテライト・マーカーのD11S912とD11S910の間に7cMにわたって存在した。
これらの結果は口腔悪性腫瘍の発生・進展に関係した癌抑制遺伝子が第11番染色体長腕上に少なくとも2つ以上存在する可能性を示唆した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Katsuhiro Uzawa: "Evidence for Two Diseinct Tumor・Suppressor Gene Loci on the Long Arm of Chromosome 11 in Human Oral Cancer" Int.J.Cancer. 67. 510-514 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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