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ヒト由来軟骨形成性移植腫瘍における各種インテグリンの発現と局在について

研究課題

研究課題/領域番号 08771884
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

八上 公利  昭和大学, 歯学部, 講師 (00210211)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒト軟骨肉腫 / インテグリン / 細胞外基質 / 軟骨形成 / 石灰化 / コラーゲン / フィブロネクチン / アルカリフォスファラーゼ
研究概要

ヒト骨肉腫由来移植腫瘍を、生後6週齢ヌードマウスの背部皮下に移植継代し、6カ月後に摘出した。腫瘍組織を急速に凍結包埋後、クリオスタットにより4〜6μmの連続切片を作成し、3.7%ハラホルムアルデヒド/PBSにてスライドグラス上に固定した。そして、酵素抗体間接法にてファイブロネクチンおよびインテグリンの検出を行った。抗体には、ウサギ抗ヒト-ファイブロネクチン抗体、ウサギ抗ヒト-α2インテグリン抗体、ウサギ抗ヒト-α3インテグリン抗体、ウサギ抗ヒト-α4インテグリン抗体もしくはウサギ抗ヒト-α5インテグリン抗体を使用した。また、連続切片の一部をアルカリ・フォスファターゼ染色とフォン・コッサ染色で二重染色した。一方、腫瘍組織より細胞を分離したスライドグラス上に播種培養した後、固定して実験に用いた。そして、ファイブロネクチンおよびインテグリン(α2-5)の検出を酵素抗体間接法にて行った。また、一部をアルカリ・フォスファターゼ染色した。
その結果、ヒト顎骨肉腫移植腫瘍において、α2、α3、α4、α5のすべてのインテグリンの発現が確認された。そして、その発現部位は、主として胞巣辺縁部の軟骨細胞様細胞に見られ、特に、アルカリ・フォスファターゼ活性の認められる部位と一致して強かった。しかし、その発現は、中心部の肥大軟骨細胞様細胞や、フォン・コッサ染色に陽性な石灰化部分にはほとんど見られなかった。また、ファイブロネクチンもインテグリン同様に、主として胞巣辺縁部の軟骨細胞様細胞に発現が確認された。以上のことから、インテグリンおよびファイブロネクチンは、この移植腫瘍の軟骨細胞様細胞の分化や基質形成に関与していることが示唆された。一方、ヒト下顎骨肉腫由来軟骨細胞様細胞において、α2、α3、α4、α5のすべてのインテグリンの発現が確認された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福田真弓,八上公利他: "ヒト下顎骨肉腫由来軟骨細胞様細胞におけるインテグリンの発現" 日本口腔外科学会. 抄録集. 239-239 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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